大人のADHD 生活改善日誌

よくわからない生きづらさを持つ人がよりよい人生を模索するブログです。2018年よりADHDの体質の対処療法としてコンサータ始めました。試行錯誤の末27ミリ服用中。

誰の役にも立たない手術ログ

掻爬手術を受けた時のこと。

 

私は思わぬ妊娠・妊娠3ヶ月での流産を経験したが

出来たことにも、流れたことにも不思議なことに

あまり感情が動かなかった。

 

不妊治療、未任問題などの本を読みあさり

知識があったためかもしれない。

 

自分自身に降りかかるということが、

イメージが追いつかないうちに流れたので、未だに少し他人事だ。

今後、不妊治療や流産などの経験者を取材する時のために

いい経験した程度にしか感じられていない私がいる。

 

まあそんな状態で受けた掻爬手術。

だめになった胎児が見たい、

どんなものが出てくるんだ…!

全身麻酔は死ぬことすらあるらしい、

一体どんな状態を味わうのか…!

術後の経過の不安を感じながらも

医療系番組で手術シーン、出産シーンのモザイク前は見たことが

あるが自分が手術台に上がるのは初めてだ。

どんな思いをするのか!

そんなワクワク感を感じながら望んだ手術。

 

病院へいき、服を着替え、看護婦に促されるまま、手術台へ。

冷たい手術台に横になる。

kill billの緑がかった病院シーンが頭によぎる。

手術室はなぜ緑、エメラルドグリーンベースなのだろう?

そんな事を考え、横になると眼前には手術用の照明。

手術シーンのファーストカット、照明がカッとつくやつ。

 

妊婦の時、私は夜眠るのが苦手になってしまった。

よく眠りなさいと言われているのにあまりねむれておらず、

激烈眠い。不安な気持ちを勝る。

点滴をされ、医者が登場する。

もう横になっているため、医者の姿は見えず

声だけ聞こえる。私は眠くて、ろくろくしゃべることが出来ない。

 

おそらく、麻酔も聴き始めた頃だろう。

準備を始める医者たちの声がぼんやり聞こえながら、

目も開けられなくなった。

半分現実、半分夢を見ていた。

私はぐにゃぐにゃの空間で医者たちの声が聞こえながら

エメラルドグリーンでぐにゃぐにゃの世界で、

ジェットコースターにのったように、ぐるんぐるん移動する。

 

それは、「青いブリンク」「リトル・ニモ」っぽい世界。

青いブリンクで、エメラルドグリーンの色で、

ジェットコースターみたいのに乗るシーンがあった気がする。

リトル・ニモの夢の国の王様の遊び場には、王様が乗れる鉄道模型があるんだけど、

そこで、悪夢に襲われちゃう感じ。

ベッドで逃げるんだけど、悪夢に飲み込まれそうになる…。

リトル・ニモも青いブリンクも昔の記憶すぎて全然なんのことだったか

思い出せないんだけど、スリリングさと楽しさが混ざった夢だった。

 

看護婦さんに

「皆怖い夢とか見るんですよねーどんな夢見たんですか?」と問われ、

そんなことを説明していたら、ポカーンと聞いていて、

私の点滴の血をベッドにこぼしてすごいテンパってた。

まあ、そんな脳天気なことを言う人はあんまりいないよね。

 

その夢が印象的過ぎて、不思議な経験でした。