怖い国
親というのは兄弟のプライバシーを一体何だと思っているのだろうと思う。
海外で働く兄が、実家に住む母に、国内の本社に年末調整用の書類を
提出してくれと頼んだそうだ。
そのとき、母は息子の給料明細を見てしまったらしい。
「あの子ったら40にもなるのに、手取りがすっごい少なくて」
まあ、妹にリークする母も母なら、その情報をネットに全公開する妹も妹だ。
さすがに、プライベートすぎて、妹としては心が痛むので
金額は省くが、中小企業の大卒新卒の初任給くらいだ。
…あ、私の基準が制作会社だから皆が想像しているより、もうちょい安いかも。
ってくらい。
まあ、海外へ派遣前提で雇用されるっていうのは、
海外の物価価値で給料を支払うってことだろうから、まあ、
そんなものなのだろう。
うちの母は仕事をしていないし、離婚もしていて収入もない、
とても一人では行きていけない人だが、乞食スキルの高さが
半端じゃない人のなので、なんだかんだいろんな人から助けてもらったり
経済的に支援してもらっている。(もちろんほぼ親族だ)
大手企業の元サラリーマンのおば夫婦に、よくお小遣いをもらうそうだ。
(おばというのは私のおばではなく、母の叔母。70代くらいのようだ)
その叔母夫婦がもらっている年金は、兄の月収を軽く超えていた。
大企業に勤めてたら、働かなくても若い労働者より金がもらえるとは…。
無情だと思わずに入られない。
まあ、だからこそ、中流家庭の親世代は、大企業に勤めて定年までいなさいと
すすめるのでしょう。
でも、なんだろうね、全部じじばばに吸い上げられている、
そう思わずにはいられない。
こんなにも世代間格差の社会なんだな〜という、
そんな現実をみせつけられた気分です。