大人のADHD 生活改善日誌

よくわからない生きづらさを持つ人がよりよい人生を模索するブログです。2018年よりADHDの体質の対処療法としてコンサータ始めました。試行錯誤の末27ミリ服用中。

都市生活は完璧主義を産む?

あるクソ田舎に行ってきた。

出身地である静岡県が都会だと思えるほどの田舎だ。夜は該当はないし、人間の数よりも自然や虫の方が圧倒的に多く、人はほぼ年寄りだらけの過疎地、限界集落

その、田舎の旧校舎に泊めてもらったのだが、様々生き物と出会った。もちろん、生き物と行っても、好まれるものではなく、害虫ばかり。

ゴキブリはもちろん、トイレはハエ、アリ、クモ、虫以外にもカエルにイモリもだ。

 

彼らを排除することは不可能だ。周りは畑、田んぼに山と、連中が身を潜められる場所だらけ。しかも、滞在地であった旧校舎という構造上、彼らが入り込む余地は圧倒的に多い。(廊下の床の間からは地面が見える、網戸がない、玄関は基本24Hオープン など)

「虫はその辺にいるもんだ」と割り切るしかない。

滞在させてもらったそこは、エコフレンドリーな場所なので、食器も洗濯物も洗剤使用不可だった。それでも、皆健康な顔をして過ごしているし、別に、猛烈な病気になったり、手がただれたりしない。

 

東京に帰ってきて、逆に虫の少なさに驚いた。この量だったら、そっこうで、除去できるし、周りに田んぼや畑、山がないから、家の汚れ方が全然違う。掃除をサボっても、結構清潔でいられる。そもそも合成洗剤を使えば、虫の除去なんてめじゃない。

 

改めて、都会(というか街)にいると、全能感というのか、人間さえなんとかできれば、自分の家から気に入らない性別を除去できると思い知った。

それは、自然への畏怖を忘れることや、他者を支配でき、完璧に他者を排除できるという錯覚を産まないだろうか?私は、元々は決して完璧主義者でもなかったし、潔癖でもなかった。だが、掃除の仕方を覚え、塩素系、アルカリ系洗剤を駆使してカビを除去し、各種防虫剤で虫を徹底的に排除している。気がつけば、何かを触るたびに石鹸で手を洗わないといられないほどになった(いや、いいことだと思うけども)。

だけど、別にそんなに神経質にならなくても、抵抗力さえしっかりしていれば、多少不潔でも大丈夫なのだ。

些細なことかもしれないけど「虫がいても、まあいいや」って思える環境だと「まあいいか」って思える癖がつく。徹底的に排除することは不可能だと思えない都会だと、一事が万事、100%を目指してしまいがちになるような気がした。

 

ちょっとだけ虫におおらかになって帰ってきたつもりだけど、玄関でカナブンが動いていた時はやっぱりびびってしまうし、やっぱりゴキブリは苦手です。