大人のADHD 生活改善日誌

よくわからない生きづらさを持つ人がよりよい人生を模索するブログです。2018年よりADHDの体質の対処療法としてコンサータ始めました。試行錯誤の末27ミリ服用中。

下ネタ

フェイスブックで一瞬書いて、あまりのどうでも良さ、結論の曖昧さを感じて削除した。

先日20代前半の女性と20代半ばの男性のいる前で、ガンガン下ネタを言ってしまった。最近、性的な話題の取材をすることが多く、彼ら(SM嬢、ビッチ、やりちんなどなど)から仕入れた刺激的な話題をついつい語りたくなってしまった(もちろん個人情報をひけらかすようなことはしていない)。

ただ、明らかに、女性がそういった話題に苦手意識を持っていたので、抑えめに話してはいたのだが、それでも、話しだしたら早々簡単に止められるほど器用な人間ではない。

そんな私の語りを聞きながら彼女は「あなたにはそういう話題が集まるんだね」と感想を言った。

いや、そうじゃないんだけど。そういう取材をしているのだよ。なに、その、人を変態扱いした物言いは。

心外に感じながらも、何も言い返せなかった。何を言っても、その言葉はただ白々しい、変態の言い訳にしか思えなくなってしまったからだ。

私は、ずっと、性と向き合ってきた。それは変態だからかもしれない。だけど、性の問題は、生きることに直結する。

 

女性は

なぜ30歳までに結婚したいと思うのか?

なぜ恋愛結婚をしたいと思うのか?

なぜ30前までにキャリア形成をしたいと思うのか?

 

男性は

働いていないと結婚できないと悩むのか?

30前でニートではなぜ女にもてないのか?

なぜまっとうな男ほど30前にもなると結婚を前提としたお付き合いをしなければと気追い込むのか?

 

性的弱者は

なぜ性自認と他者からみた性がずれるとまともに働くことができないのか?

男の不倫は社会的に容認され、不倫が問題となると責められるのはなぜ女性が多いのか?なぜ色恋沙汰は殺人事件にまで発展するのか?なぜインポテンツは忌避されるのか?高齢女性の処女はなぜおおっぴらに語られないのか?なぜレイプはなくならないのか?

人格形成、ライフプランの上に大きく横たわるセクシャリティ

人が生きる上で、性は確実に切っても切り離せない大きな大きな問題だ。

だが、たぶんそれに気がつくのは、30歳くらいからかもしれない。子供を産むためには確実にセックスが必要で、そもそもパートナーが必要。20代前半までは、誰が好きだ、エッチーだかなんだかで軽々しく語られていた性の問題が、人生の選択として重く重くのしかからなければ、その重圧、深刻さはわからないのではないだろうか?

 

ただの変態として扱われたことに実はけっこう深く傷ついてしまったことは、たぶん伝えることはできないだろう。伝えたところで、その心の距離は埋まることはないのだから。彼女に私の気持ちがわかってもらうためには少なくとも、あと10年ほどの時間が必要なのだろう。人はセクシャリティにその時々で苦しみ、葛藤して行く。

まあ、だからといってきっと彼女は私を理解してくれることはないだろう。タイプが違う。性を分析して生きていくタイプと、性を川の流れのように、空気のように観察することをしないタイプがきっと世の中にいる。

私は前者で彼女は後者。

悲しいけれど、分かり合えないことは決して悪いことではない。私が見えている世界を彼女は見ない代わりに、私が気がつくことができない世界を彼女は見つめることができるのだから。口頭の上でも、その情報交換ができればきっとそれはお互いにとっていいこと。

ただ、私は彼女に不快な思いをさせないように、彼女の世界を垣間見せてもらえるように、もっと配慮が必要なのだと思う。まだまだだな、私は。