労働市場に少ない30代前半女性
仕事先で出会ったフリーのスチールのカメラマンが同じ年の32歳だったことがある。
出展:平成23年版 働く女性の実情(概要版)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/koyoukintou/josei-jitsujo/dl/11gaiyou.pdf
つか、30〜34歳と35〜39歳、底じゃん!!一番少ないじゃん!
ビビります。気がついたら私は底にいた。
確定申告しているから私もかろうじて無職ではない。自営業者、正社員を除いたらさらにMの形は鋭角になっていくのではないだろうか。
むしろ、20代後半から一気にがくっと減るかもしれない。
でも、正直言って、女性に限らず、労働市場から逸脱して就労できるだけの潜在能力をもった2,30代は本当に多い。同世代に一番あうの、やっぱ非正規雇用や休職中の人ばっかりだもん。(もちろん、そういう現場に行くことが多いから、なのはあるが)
社会的失業ともいえる状態の人が若年層にかなりいるのではと思う。
機械化が現時点でもかなり進んでおり、就労できる枠は狭まり、人材像もより高い能力者だけが求められる中、すべての子供は学校、すべての大人は仕事をやって一人前、という概念はそろそろ取っ払った方が社会的損失が少なく済む気がする。
不登校、ひきこもり、などの界隈で若者たちと接していると、ちょっと会社勤めには向かない気質をもっているだけで、社会生活は十分にできる若者たちが多く社会から逸脱させられていると感じることが本当に多い。人材を生かし切れないのは大きな社会的損失だ。
誰もがほどほどに就労して、ほどほどに実生活を大切にする。男性全般にフルコミットで経済をぶん回させ、そのフォローを全力で女性にさせるほど今の経済は人間を求めてはいないのではないだろうか。株式市場だって、わざわざ電話で注文しなくてもボタンポチッとで済む時代だ。全てにおいてマンパワーの省力化が進んでいるのだから、人間が頑張る前提はもう無駄骨ってやつだ。それを求めて高度経済成長期は成長してきたわけだし。
だから、老年層にも十分な労働市場があるかと言われれば、それもノーだろう。人口が減って、全般的に市場、労働力の縮小が問題になっているけど、日本は世界で一番非効率な仕事をしてるんだから、本当はもっと省力化できるんじゃないだろうか、と私は思っちゃう。
・・・はっ!話がずれてきた。
とにかく、今労働環境は戦後のままを維持しようと思ったら、全く対応しきれていない。そもそも産業構造が大いに変わっているのだから当たり前なのだが。社会の問題を、すべて個人の資質に落とし込んで良しとしているのもそろそろ限界がきていると思うのだがな〜。
*1:何時代のワードやねんって感じだけど、わかりやすいかなーと思い使用