アクオスケータイにぞっとする
日本っつーのはもうマジものづくりとしてどうなんだろうと思うケータイのCMがある。
AQUOSスマホCMにカトパンが登場。シャープが最新携帯電話を紹介、AI機能「エモパー」が生活に癒やしを与えるとアピール - Engadget Japanese
この広告を見たとき、オッケーグーグル、hey siriの三番煎じかなと思ったんだけど、どうもそれよりも、コンセプトが近いのが、アイボ、アシモ、pepperのようだ。
AI機能「エモパー」が生活に癒やしを与えるとアピール
たしかにsiriはなかなかとんちのきいたリアクションをするので話題にもなったので、まぁ、そこに響く人をターゲットにしてるのかなーと思ったが、もっと深く熱く機械とのコミュニケーションを売りにしているらしい。それはズバリ、癒し!
いや、癒しって何年前の流行り言葉、というか、そもそも癒される?ケータイに??
エモパーとの日常については「機械ではなくパートナーという感じで、仕事から帰ったときに、ベッドにスマホをポンっと置いたら、「イテテテテ、急に乱暴にされると困ります」と言うんですよ。
ウルセェって思わないのだろうか?いや、確かに機械を長持ちさせるために大切に扱うことは大切だけど、そんな機能いる??その分のバッテリーもったいなくない?
なんで、コミュニケーションの対象が機械なわけ?
確かに日本は機械への異常な愛で世界的なヒット製品を産んできただろう。ポッケの中にいつも音楽プレーヤーとか、愛玩用のロボットとか。だけど今は機械が日常の中にある程度存在することが当たり前になった現代は、機械とつながることに執着するよりも、人との関係を深めるツールとして売り出すほうが圧倒的に売れている。
ポケモンGOにしても、課金アイテムの一つで、ポケモンが集まりやすくなる、ルアーモジュールをポケスポットで使えば、そのスポットを訪れる全ユーザーが恩恵を授かれるし、バトルも知らないユーザーとのつながりにもつながる。
モンスト、フェイスブック、インスタしかり。他者とのつながりを作る製品の方が圧倒的に売れる。iPhoneのCMだって、利便性と人とのつながりや交流のツールとしての価値を売り出している。
なのに、いまだに日本のメーカーは、美女を使って美女が孤立していてケータイが慰めてくれて癒されるんという、人対ケータイのCMであって、人対人ツールにケータイというアピールをしようとしない。
日本のメーカーのこの時代遅れ感がもうやばいなと思う。
もちろん製品の良さで売れるだろうけどあんなコンセプトで金使ったって売れるわけねぇだろ。と、私は思っちゃって結局iPhone縛りは終わらない
アメリカあたりから流れてくる新製品、ポケモンGOやiPhoneは新機能にしても基本的には人とのコミュニケーションを前提に作られている。