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育て直し(自分を)

どうやって生きていくのかぼんやり考えるブログ

人の本能はたぶん変わり続けること

若い女性に話を聞く機会があった。彼女は人間は上に行くことを望むのが本能だと言っていた。

私は正直いってその考えに全然賛同できなかった。もちろん、話を聞く立場である以上、異を唱えることなどできないのだが、つくづく若い人って考えが、平面的だなーと思ってしまった。

その女性は、基本的に世の中を2次元で捉えているフシがあった。

論理的にものを言っているようなのだが、「いや、そんなにこの社会は立体感のない世界ではないと思うんだがなー」と思ってしまった。

「上に行く」というのも、何を上とするか、下とするのか?という定義を彼女は持っているのだろうか?と感じてしまった。

具体例として上げていたのは、経済規模が停滞していると、治安は悪化するが、経済規模が上昇していけば、治安は整理されていくといっていた。

いや、おそらく、その場合の2点の相違点は、停滞と、変動であって、経済規模が上向いた、下降しているという話ではない。

歴史を紐解けば、経済は常に下降と上昇を繰り返している。上向くだけが経済だと思われているのは、おそらく100年単位の話であったり、ヨーロッパ経済圏を中心に考えた場合だ。

また、人は上を目指すといったが、それでは、なぜ細胞の自死が存在するのか?なぜ人の遺伝子には老化というスイッチが入る仕組みがあるのか?なぜ、人の成長は止まるのかそもそも上とは何を指すのか?

本能として上を目指す…上の定義を、大きくなる、成長すると定義した場合、無限に血管を作成し、細胞分裂を繰り返し、決して死ぬことのない細胞は、なぜ「ガン」と呼ばれ宿主に死を与える存在なのか?

と、もちろん、そんな理詰めはしない。人はそれぞれ、自ら立つ位置から、自分のペースで、自らが目指す理想の地へとたどり着くものだ。彼女が今現在見つけた真理に水を差す気にはなれなかった。(というか、そういう矛盾点を着くと、すごい、てんぱりそうな雰囲気があって、そのテンパリが私への攻撃に向きそうな、緊張感があったし)

正直、視野の狭さにちょっとイライラしてしまった。

だが、私も彼女の言っていることには、理解できる点もある。

私自身が信じていることは、万物は常に変わり続けるということだ。…って、これ平家物語から言われていることだったね。

人は常に変わり続けることを望む。たぶん、人が死ぬのはそのためだし、老いるのはそのせいだと思う。

私は、人生とは放物線だと思っている。おそらく、肉体のピークは、25歳前後だろう。その放物線は、かなり高いところから、上方向に投げられたボールが絵描く線で、下降の線が異様に長い。上昇は25年前後、下降は、55年前後なのだろう。その中で、たぶんいちばん人間が無駄なく効率的なのは、下降線の冒頭だろう。上昇時には、重力がかかっている。成長、上向く線を作るために、めちゃくちゃなエネルギーを要する。だが、下降は、重力が引っ張ってくれる。重力が線を描いてくれる。

何言ってるかよくわかんないと思うけど、だから私は、3,40代が最強だと思う、ということ。若い頃と同じような体力もまだあるが、あの頃のように、体を作るためのエネルギー消費もない。

 

…何言ってるんだろうね。まあ、なんだろう、おとなになったな、と思うのは、やっぱり、20代のころは、全部紙の上で考えていた、世の中を2次元でしか見れなかったなということ。お金を稼ぐとか、いい男と結婚するとか、年収が高いほうがいいとか。

会社も、年収が高いとかだけじゃなくて、自分とあってるか否か、そこが実は超絶大事だったりする。

X軸とY軸でしか考えられなかったが、実際の社会はZ軸もある3次元なのだ。

自己満足なことを今日ものたまう私。