大人のADHD 生活改善日誌

よくわからない生きづらさを持つ人がよりよい人生を模索するブログです。2018年よりADHDの体質の対処療法としてコンサータ始めました。試行錯誤の末27ミリ服用中。

低学歴男子に知性を求めるならオタクが狙い目…?

精神的に不安定になっており、仕事をまったくしないでひたすらネットサーフィンと惰眠を貪ることにした。何も手が付かないし、頭をつかうのが本当に無理だった。身体の重さもひどい。

んで、そんな中、鈴木涼美の記事を見ていた。

gendai.ismedia.jp

この手の記事を読んでいると、ほんっとーーーに我が夫を思い出す。

我が夫は高卒だし、ヘビースモーカーだし、酒ガバガバ飲むし、意識が全くたかくない。

news.livedoor.com

家のゴミで地域の安全性やら文化度が知れる・・・みたいな記事があったが、うちの夫は確実に世田谷区のゴミじゃない生活をしている。

本もあんまり読まないし、世界情勢の情報収集もしない、高等遊民度ゼロ。

彼の庶民っぷりに時々「うわー…」と思う。これが俗にいう庶民なのか、と。

(ちなみに言っておくが私だって間違いなく庶民だ。だが、どうもネットで見るいわゆる大学に進学しないで就職する層とは違うところで生きていたように思う。高校、大学が私立だったからかもしれん。基本的に友達は皆大卒だし。)

知らないこともすごく多い。ニュース番組とか見てると「TPPとか何?」とか普通に聞いてくる。圧倒的に一般常識の知識が少ない。

 

でも…めちゃめちゃ文化的で理知的なのだ。たぶん、興味がないだけで、ちゃんと勉強すれば、知識を仕事に生かすだけの能力もある人だ。野心が全くないが、地の頭がいいのが彼だ。

だが、そんなことで理知的、文化的だとは思わない。彼の最大の利点は、『オタク』だということだ。

 

最初にリンクを貼った鈴木女史の記事内で紹介されている女性が、彼氏の「英語が話せないマジないわー」エピソードをこう語っている。

ブロードウェーの『シー・ラブス・ミー』の話が出たのね。どんな人でも高校出てたら意味のある文章に聞こえるタイトルが、彼の中だとただの呪文なの。シー・ラブス・ミーって聞いてさ、アイマイミーマーイ!みたいなおまじないのセリフだと思うのって重症じゃない?」

 たぶん、もしこの彼がオタクだったらこうなることはないだろうと私は思った。

私の夫も英語が話せないが、子供時代からの生粋のスターウォーズ好き、アメコミ好き、アメリカドラマ好きだからか「ガッテム」の発音だけは妙にいい。

というか、日本で未発売の北米ゲーム(call of dutyは北米版の方が日本語版より先に発売していた。)を1秒でも早くやりたいとネットで購入、全部英語のゲームをやり「北米鯖重い…クっソ、かてねえ…!」とぼやきながらプレイしていた。

何気なく「スーサイドスクワッドのタイトルの意味さ、スーサイドが自殺で・・・」と私が口にすると「スクワッドって部隊ってニュアンスでゲームで出てくるから、決死隊とかになるのかな?」と、先に答えを言われた。軍隊用語への偏りがひどいが、実践(遊ぶ上で)で磨かれた語彙力がある。(※決死隊という言葉は英語では別のフレーズみたい)

 

さらに信長の野望もやりこんでいたので、「オレは歴史は嫌いだ」と言いながら戦国武将の戦闘スタイルや戦闘時の相性はたぶん私より絶対詳しい。

 

ザ・低学歴でも、オタクだと、高学歴と遜色ない知性を持っていると思う。だから高学歴の人にもオタクはおすすめだ。
そもそも高学歴といっても文系だったら日東駒専以下くらいの大卒だったら高卒と大差がないから、たぶんそもそも学歴で会話の噛み合わなさって差を感じないと思うんだけどな…。

ただ、残念ながら、

この世は9割の強引な男が好き、という女と、1割のそうでもない女でできているということだ。田嶋陽子先生の血管がはち切れそうだが、女はなんだかんだついて来いという男についていきたい、というところから抜け出してはおりませぬ。

低学歴で、英語の(語彙力が堪能ゲーム用語のみ)でもやっぱりオタク(我が夫)は「ついて来い」という男でも、強引な男でもないので、たぶん、9割の女性にはモテないんだろうとは思うけど。