大人のADHD 生活改善日誌

よくわからない生きづらさを持つ人がよりよい人生を模索するブログです。2018年よりADHDの体質の対処療法としてコンサータ始めました。試行錯誤の末27ミリ服用中。

マタハラは労働問題の一端にすぎない

曽野綾子「出産したら退職を」提言に「問題提起に意義あり」

 

週刊現代曽野綾子さんの記事が大炎上しているようですね。

直接記事を読んでいるわけではありませんが、

まあ、あんまりおばあちゃんのひとりごとは相手にしなくていいと思います。

たしかに、管理職からすれば、同じことを思う人は多いでしょうけどね。

とても理解できます。ええ。

 

ただ、妊婦でさえ受け入れない会社(社会)というのは、

どうかなーと思います。

 

妊婦にやめろ、と言ってしまったら、

精神障害者や、がんサバイバー、要介護者を支える家族を持つ人など

子育て以上に両立が難しい人、計画が建てられない人たちは

経済的に自立なんてとてもできないんじゃないでしょうか。

 

週5日、1日8時間労働をできる人を1人前としたら

日本では、1人前以上働ける人にしか働き口がほとんどありませんよね。

 

働くの基準がもう少しゆるくてもいいじゃないかな〜と思います。

そんな緩いことを言ってたら会社が潰れますって話も本当によく聞きます。

 

それって、会社の形が労働者は私生活なげうって(過労死覚悟で)働くってのが

常態化しているからなんでしょうね。

もっと有効に人材を活かす仕組みを作れたらええんやないかと思います。

 

そうやって、半人前しか働けない人を「働けないなら邪魔!」って

労働市場から追い出せば追い出すほど、

生活保護障害年金といった公的なものに頼らざる得なくなり、

結果的には1人前以上働ける健常な労働者を苦しめることに

つながるのではないでしょうか。

(そもそも生活保護は高齢者が一番多いので、

 やっぱり高齢者自体が財政圧迫の一番の原因なんですけど

 ただ精神障害はほとんど薬物療法が治療の中心で、一度なるとずっと

 飲み続けなければならない、医療費も老人が最大の要因だけど、

 精神障害者増も、医療費増大の一因になりかねない)

 

まあ、曽野さんは単純に昭和の良き時代のように

女は家にこもって男が働けっていいたいんでしょうけど。

その昭和の時代に過労死って言葉ができたんじゃないのか。

ひきこもりは子供しか生きがいがない専業主婦世帯に多いともきくけども。

古き良き昭和をしらないワタクシなんかには、

昭和の伝統が平成の世に大きな歪みを残しているように思う。

  

そもそもホントは皆子育て中に無理して働きたくなんかないでしょ。

仕事辞めて必要な時にすぐ同じような条件の仕事が見つかるなら

是非辞めたいと思うけど、キャリアの空白があったら

仕事なんてろくなのないらしいじゃない。

子供は大きくなればなるほど金がかかるんだから

怖くてそんなリスク喜んで選べませんよ。

 

現場でものを見ていない、セレブなおばあちゃんがマスコミ情報から妄想で

語るのはいかがなものかと思いますけどね。