そうは手術後の数日間1
掻爬手術を終え、
帰路につく。
病院は近いので、歩いて帰った。
旦那に支えられながら歩く、その気になれば、
ガンガン歩けそうな感じだが下手に頑張ると、なんか嫌な予感がしたので
ちんたら歩く。
うまく言えないが、体が重いのだ。
当たり前か。
でも、ネット上では「ものすごく痛い」と書かれたものを見ていたので、
超ビビっていたが、元気である。
もののけ姫の牛飼いの甲六よろしく「痛くねえ、治った!…っ痛…」みたいな
調子で、調子に乗っちゃあよろしくない感じ。
部屋に帰るとよく眠れた。
びっくりするぐらい寝ても寝てもちゃんと眠くなる。
ぐうたらしていた。
というか、動くとする疲れちゃって、
お腹痛くなって、立っていられないのだ。
でも、お茶を入れたりコーヒー淹れたりは自分でするし、
彼も徹夜明けのしごとのままきたので、
100%頼りきりになるわけにも行かない。
翌日義理の母が食事を作りに来てくれるのだが、
部屋をある程度片付けておかないといけない、そう思うと、
おちおち寝てもいられない。
義理の母が来てくれたことはありがたかったが、
可能であれば血がつながった親を頼るのがいいだろう。
いちいちうるさくてイライラしてしまう人も
多いだろうが(私はそうだ)やはり親は100%
頼ることができるので、ありがたい存在だ。
私は出血量はそんなになかった。
生理終盤の血液がだらだらと出てくる感じに似てる。
軽い日用の生理用品で十分事足りた。
そんな状態が2週間ほど続いた。
血の塊が出たのは1度だけだ。
わからないが、掻爬手術の術後は
妊婦の個人差もあるだろうが、医者の腕もあるかもしれない。
私の場合、卵子は右側にあったように思う。
超音波検査でも右側にグリグリされた時、映像が見えた記憶がある。
そのせいか、右脇腹というか、へその下、右足の関節のすぐ上の腹が
術後いつも痛む。
ズキズキと。そこをえぐられたのかな、と感じる。
術後1ヶ月経つが、今も多少痛む。
病院の説明では、3日間は部屋で安静、ということだったが、
2日たった時点で、安静にすることにすっかり飽きてしまった私。
よし、脱毛サロン行こうと一念発起。
どうせ、移動と施術室で寝るだけだ、と高を括っていた。
が、移動がびっくりするほどしんどかった。
電車の中で立っているのがほんとうに辛い。
痛いとかじゃなくて、すごい気持ちが悪い、
できることならうずくまりたい。
でも、なんなんでしょうね。我慢できるうちはしようと思ったんです。
本当は、「手術仕立ててもう超しんどいから席譲ってください」って
懇願したかったけど、できなかった。がんばっちゃった。
脱毛サロンでは、よかった。施術室で寝てられて、だいぶ気分が落ち着いた。
帰るまでの移動はしんどかったが、
あんまりにもしんどくて翌日2時間くらい電車に乗って行く
仕事関連で見たかった映画キャンセルしちゃった。
失敗だ。ぜひ少なくとも3日間は、安静に過ごしてください。