完治しきっていない傷
DVを人生のテーマに選ぼうと決めた。
DVもそうだし、シングルマザーもそう。けど、たぶん、家の問題って私にとっては治りきっていない傷。
私の当事者たちを見つめる眼差しはたぶん、すごく優しくて繊細なのだと思う。そして、時として同一視すらしてしまう気がする。だからこそ、私を理解してくれると思えないマスメディアには少し恐怖を感じてしまう。
動かなくちゃ、と思いながら、足が震えて動けない。そんな感じだ。
憤りと共に、無知な人間に対する恐怖。当事者たちを守らなくてはならないという正義感、義務感、それはあたかも、母を守らなくてはならないと、父と立ち向かったあの頃の私をトレースしているかのようだ。
私自身が彼らの存在に救われようとしてはいないだろうか。そんな恐怖がある。
だが、私はそんなふうにしか生きていくことができない。そこにこそ、私の存在意義を感じる。
本当は編集者や、ディレクターにはそぐわないのかもしれない。私自身がどこか傷を残した当事者なのだから。だけど、私はメッセンジャーとしての能力は決して強くはないのだ。媒体者として生きていこう、そう、改めて自分に言い聞かせているが、やはりそこに面白さと挫折感と充実感という複雑な感情を抱えている。
ああああ、SEKAI NO OWARIきいてるせいで中二病みたいなエントリーを書いてしまったーーー!
一番好きな曲はこれ。↓