男の方が童貞を気にするようだ
すっかり妖怪男ウォッチさんのステマみたいなエントリーばっかりしているけど、ただの一読者です。ええ、叶うならブロガーさんと一度会ってお茶でもくらいしたいくらいです。
精神童貞はなぜ「本当は女子にこんな本を読んでいて欲しいのだ」とマウンティングするのか - 妖怪男ウォッチ
最近ツイッターはご無沙汰だったので、知らなかったんですが、紀の国屋でこんな自爆テロみたいなポップがあったんですね。
紹介されている本は魅力的だなと思うけど、確かに、恥ずかしくてこの本、絶対この本屋では買わないわな(笑)。(文学メガネ男子が好きな女の子に薦める本とかだったらまだ手は出せた気はする)
まあ、今回のこの↑記事は別に言うほど面白いという感じでもないです。残念ながらブロガーさん冷静だから。やっぱ書いてる人が感情的になっていないと面白くないと思うんです、ええ。
感情的になってるけど、ちゃんと整理された文章がかけるブログ、それが面白いと思うのです。すみません、どうでもいい話です。
このブログに寄せられていたコメントが非常に興味深かった。
「精神童貞」という言葉を使えば童貞を差別したことにはならないと思っているようだけど、
「精神童貞」が他者を揶揄する機能をもつということ自体が「童貞はそれだけで嘲笑の対象になる」という前提を有しているから
直接的な童貞蔑視よりさらに性質が悪い。
!!!!
ああ、男の人ってそういうふうに思うのね!と改めて男女の視点の違いを突きつけられた思いがした。
実は、同じような認識の差で、大学時代に男の子を傷つけてしまったことがある。
昨年、数年ぶりに再会した後輩♂と飲んだ時、酔っ払った彼は私にある告白をしてきた。
「おれ、大学生の時、ちゃんまるさんに言われた「童貞」がすげーショックでマジ忘れられなかったんですよ…」
と、私の目を一切見ることなく、彼はうなだれながら、そう打ち明けた。
私が彼に「童貞」と言い放ったのはもう10年以上前の話だ。そもそも彼はすでに30代で、結婚して子供までいる。たしかにその当時も、彼がものすごくショックを受けていたのは当時覚えたが(しかもどんなにフォローしても全然フォローにならず、その後年単位で避けられた)まさか10年以上引きずるレベルとは…。きっと私は一生消えない傷を残してしまったのだろう。(色んな人によくやってしまうことだが)
今でこそ、やっと理解できるようになったが、どうやら男女で「バージン」というものの意味がまるで違うことが理解できていなかった。
私がふざけて「童貞」と言ったのは、私が処女の時だ。しかも彼氏がいない時、さらにいえば、その後大学卒業ギリギリまで彼氏が出来なかったくらい男っ気がなかった時。
当時、彼は彼女ができ、ロストヴァージンしたかしないかくらいの時期。
ちょっとカッコ良かった後輩に、少しだけ羨望と恋愛感情を持ちながら、茶化した複雑な(こじれた)乙女心での発言。しかも、そこには悪意はゼロ。むしろ、脱童貞おめでとう!という好意的な意図さえあった。そんなノリで、たしか、事実確認程度の「童貞だろ?」だったようにおもう。
なのにものすごいショックを与えてしまい、「なんでなんだー!?」と大混乱に陥ったのを覚えている。当時の私は恋愛経験が死ぬほど乏しかったので、自分が「処女」といくら男に喚かれようと、気にもしなかった。
というか、ロストバージンするまで気にすることもなかった。もっといえば、「もっと処女でいたほうがよかったな…」と思うほどだ。(大学4年まで処女だったので別に早くも遅くもないんだけど)
私に死ぬほどデリカシーがなかったのは認めるが、多くの女性にとって、童貞は処女と単純に同義なのだと思う。でも、男性からしたらたぶん全く別物なのだろう。
処女は、憧れるもので、童貞は忌避するものなのだろう。
もしかしたら、女性の中にある「結婚・出産」の差と近いものがあるのかもしれない。いや、もっと強烈なものかもしれない。女性の中の「結婚・出産」は文化的に変化する気がするけど、男の童貞への忌避って、なんか、もっと本能的な根深さを感じる…。
男性にとって童貞は屈辱的なもののようだが、女性にとってその感性はいまいちぴんとこない。精神的童貞というのは、単に精神的に女を知らない、見ていない、向き合っていないということをキャッチーに言っているだけ。
基本的には性差ってあんまりないと思っているけど、こと、恋愛、生殖に関してはやはり男性と女性で視点がきっとずれているのでしょうね。面白いです。
プライド高い精神童貞の得意技!「好き避け」を見抜く6つの方法 - 妖怪男ウォッチ
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昔読んだなー