大人のADHD 生活改善日誌

よくわからない生きづらさを持つ人がよりよい人生を模索するブログです。2018年よりADHDの体質の対処療法としてコンサータ始めました。試行錯誤の末27ミリ服用中。

卵子凍結したって子供産めるとは限らない

どうでもいいけど、生理痛が辛い。

生理痛を味わいたくないから早く妊娠したい、いや、だがつわりも同様に辛い、っつーかつわりのが辛い。

仕事中は気にならないんです。

寒いところとか、家とかにいるとつらい。しかも辛いと言って横になってると20時間くらい寝れる。(ずっと出血しているわけだから寝ててもある意味体は起きているようなもんなのかもしれませんね)

ああ、家が寒い、生理が辛い。すみません、ただの愚痴です。

 

生理で辛いので、女性が生理になる原因、出産について書いてみたいことを書こうと思う。

書こう書こうと思って気がついたら年が明けてしまった。

まず、これを見て欲しい。3ヶ月くらい前のchikirinさんのブログ↓


出産タイミングも自由に選ぶ時代!? - Chikirinの日記

卵子凍結だって今に始まったわけじゃないけど、その費用を大手企業が福利厚生策で負担するとなると、いよいよ出産に関しても “100% under control” の時代に向かいそう。

 

たとえば フェースブックやアップルで働いている 30代女性が、

「早めに子供を産まないと不妊リスクが高まってしまう。でも、今は仕事がおもしろい。キャリアを中断したくない。このプロジェクトだけは、なんとかやり遂げたい!」と思った時に、

「今は卵子を凍結しておいて、子供を産むのはもうちょっと後に延ばそうかな? お金は会社が出してくれるし」みたいになりそう。

優秀な女性社員が「妊娠は、大事なプロジェクトが終わってからすればいい」と考え始めれば、人手不足に悩む企業側にとってもメリットがある。

もしかして、だから会社の福利厚生策にするんじゃないの?、的にうがって考えてしまいそうになるほど。

chikirinさんの記事はなんにせよ主張が明瞭で、なおかつラジカルなため反対、賛成を問わず、読んでいて面白みがあります。

ただ、この記事に関してはちょっと賛同しかねます。というか、ああ、生殖医療のことをあまり知らない論理的な人が考えるとこうなるのか、としみじみ思いました。

 

この卵子凍結補助に真っ向から反対している記事がこちら。


米企業の「卵子凍結補助」に賛否両論|産婦人科医きゅーさんが本当に伝えたい事


卵子凍結しておいて
妊娠したくなって
お金に余裕ができたら
思う存分妊娠しなさい・・


って

高齢出産になるほど
妊娠に伴うリスクは
どんどん上昇するんだぞ!

妊娠・出産は
リスクを伴うし
命が失われる事もあるんだぞ!

上記のブログは現役の産婦人科医のもの。まあ、別に産婦人科医じゃなくてもちょっと(本1冊くらい)生殖医療を調べたことがあれば、だれだって同じことを思うと思う。現代の科学が進んでいるから、大丈夫、と多くの人は思いがちだが、生殖医療は解明されていないことばかり。

受精のメカニズムすら厳密に解明されていない(顕微授精も見た感じよく動いて元気そうなやつを選んで受精させるとか、けっこう適当だったりする)。

そもそも、生殖医療がもっと進んだからといって、人間がより長く生殖行為ができるように進化した時でなければこの凍結卵子で年が行ってから妊娠・出産という選択は極めて難しいと思う。

 

それよりも、どうしても、今はキャリアを優先して、年をとった時に子供がほしいのなら、日本でも養子縁組をできるように法整備することの方が絶対社会的にも身体的にもいいと思う。子供を育てることの喜びや辛さに血のつながりは関係ないと思う。それは養子縁組が一般化しているアメリカ社会や、血よりも氏を大切にしていた明治維新前の日本社会が証明しているのではないだろうか?血の繋がった親子でも殺人事件が起こるのだから、血が繋がっていないからいがみ合うってことはない、たぶん、愛憎に血の繋がりはあまり意味が無い。

そう思うのは、上記の精神科医の別のエントリーを見て。


2回くらい徹底的に毒を吐いてみる:1回目は私の嫌いな仕事について|産婦人科医きゅーさんが本当に伝えたい事

現在日本の一年あたりの出生数は
約100万人です


一方、一年間の人工妊娠中絶件数は


約20万人です


20万人と言われても
なかなかピンときませんが、

調べてみた所
小田原市岸和田市山口市なんかの人口が
約20万人だそうです

 

20万人、生まれる前に、20万人の人間を殺しているのに、少子化少子化と叫ぶ日本。なんだろう、この矛盾…。

すごいもやもやした。そんな中で、コントロールして子供を儲けようとする風潮に違和感を感じずにはいられなかったわけだ。

 

ついでに、バガボンド14巻。

親を失った佐々木小次郎を拾い、育てることで、生きる意味を見つけた自斎。

他人の子供でも、ええんや!!(涙)

バガボンド(14)(モーニングKC)

バガボンド(14)(モーニングKC)

 

 まだ全部読んでいないけどね。

 一時期、話題になった赤ちゃんポストをめぐる学術的な本。赤ちゃんポストなんて子捨てを助長するだけ、と神経質にならず読んでみると、実は、日本社会が人工妊娠中絶を助長している社会なんじゃないの?って気がするのでは?多くの示唆を与えてくれると思う。(まあ、私も読み途中なんだけど!)

赤ちゃんポストと緊急下の女性: 未完の母子救済プロジェクト (〈1〉)

赤ちゃんポストと緊急下の女性: 未完の母子救済プロジェクト (〈1〉)

 

 

 

 これもかなり良書。血のつながりじゃなく、腹に子供を宿すというのは、論理的な理屈を超えたものがあるようだ。なんかもう本当に多くの人に読んで欲しい本。

代理出産―生殖ビジネスと命の尊厳 (集英社新書 492B)

代理出産―生殖ビジネスと命の尊厳 (集英社新書 492B)