その世界に身を置いてみないとわからないこと
詳しくは(めんどくさがって)書いていないが、うまく伝えられないもやもやをぶつけた先日の記事。
正直、もやもやが忘れられなくて、どうしたら私の怒りは伝わるのだろう?社会的意義があることってどうして伝わらないんだろう?とずっともやもやしていた。
結婚、女の幸せとか、について熱く、深く考えていることがバレるとこいつも所詮そんなくだらない色恋沙汰に熱くなるんだな、もっと世の中のために考えることあるだろうという目をされる。そういう人が本当に腹がたつ。多くの人が母親の価値観に影響されているし、母親を生み出しているのは結婚、女
— ちゃんまる (@kazyossann) 2015, 7月 8
女はこうあるべき、男はこうあるべきというジェンダーの問題が社会の様々なところで、問題を起こし複雑にしているということが伝わらなくて、本当に悔しい。あなたがだから女はダメなんだと思っているのは、文化によって作られたものなのですよ。(悔しすぎて二回ほぼ同じツイート)
— ちゃんまる (@kazyossann) 2015, 7月 8
と、Twitterにいかりだけをぶちまけた。
それでもなんかもう、イライラがとまらなくて、
私を女扱いする奴は男女問わず全員爆発しろと思っているのは実名ではとても言えない。
— ちゃんまる (@kazyossann) 2015, 7月 8
と、正直な気持ちをぶちまけてみた。
これを書いて、なんか自分の気持ちがわかったような気がした。
女扱い…これは、私自身の性自認が男だからなのか、それとも、女扱いを侮辱と感じるのは、世の中の女をバカにした風潮を敏感に察しているのかわからないのだが、ひとくくりに「『女』だからしょうがないよね〜」という事に対する憤りがあるんじゃないかなと。
(不思議なことに、旦那からは女扱いを感じた事がない。男性女性というものよりも、一人の人間として見てくれているという感じがあるので、旦那は爆発しないでほしい)
そんな矢先に前からなんだこれ、と思っていたやつがある。
↓はてなのホーム画面のこの新サービス
B!KUMA。
「女性向け」ってなんだよ。
ひらくと、パステルカラーの、ファッションやら、料理やら、猫やら、ロハスやら女が好きそうな記事がピックアップされている模様。
こちとら高校生から愛読雑誌はSAPIOと諸君とアニメージュだっつーの。
(今はがっつり進歩的文化人ふうですが、10代のころはネトウヨでした)
料理はきらいだし、(重曹を活用した掃除は好きだが)ファッションも興味なしだっつーのな。
推測するに、アメーバ的な客層を拾い上げたいのだろう。意図は分かる。意義も分かる。だから別にただ「ふーんくだらねえな」って思ってたけど、なんかもう、変なスイッチが入っているため、見てるとなんか気になっちゃう。
こう女性向けっつーのが世にはびこってるから、女優遇なんじゃねえの?男の方が差別されているんじゃネーのって思う、バカガキが生まれるんだよ。
私は仕事するまで女と男が実はけっこう賃金格差があることや、ガラスの天井があること、実際、家庭内の労働は、外での労働条件が一緒でも無条件に女性が負担する率が高いなどの実情をわかっていなかった。(父子家庭で家事全般親父に教えてもらったし)
映画館でレディスデーとか、レストランのレディスセットとか見ると「女って優遇されてるよなー。何が男尊女卑だよ、逆だろ」と思っていた。
社会のデフォルトが男で、女は収入が少ないなどから、女というものを立てた方が女性消費者を獲得できないってだけで。
女性というものを立てるという事自体、女性がスタンダードではない証左なのだが…世間知らず、勉強不足の私には、何も分かっていなかった…。
女性がどうのだけが立つのではなく、どっちも立たないか、メンズデーやら両方を立てる時こそ、フラットになってきているのかな、なんて思う。
ああ、もっと語りをうまくなれるように、自分自身が考えている事を整理しなくては…。
どうせ分かってもらえなくとも、せめて理屈が通る考え方にしないと、お話しにならん。
過去記事を確認したらほぼ同じような趣旨のことをかいていた。
こちらは私のこんな中途半端なセクシャリティも一つの性の形といっていいのでは?と気がついた記事
私の性自認をベースに性の不安定さ(性自認の変化のしやすさ)を考えた記事