離婚の危機を乗り越えながら
最近、離婚の危機が起こっている。
いや、離婚はしないが、離婚しようかな、とは思った。
夫が嫌いなわけじゃない。むしろ大切なパートナーと思っている。が、義母にひょんなことから、洗濯とか、ゴミとか、部屋に勝手に入っていじるのやめてくださいとやんわり伝えたら、
「あなたは遊んでばかりで充分にあの子の面倒を見てくれない。でも、嫁が・・・なんてグチグチ言うようなことは言わない。だから私があなたに変わってあの子の面倒を見るの。ここまで譲歩しているのに、それさえ許してくれないなんて、ひどい」
と泣きながら抗議された。
私は、
「ああ、ようは、私の全てが気に入らないんだな。私には本当に興味がないのに、我慢してやってるから、プライバシーを侵害されても文句をいう資格すらないのだな」と理解した。
まあ、母からしたら、ご飯の支度もしない嫁なんて、ありえないだろう。義母は、働きながら家事全般をやってきた人だから、彼女の生きた世界では、私の面の皮は水族館のガラスばりに分厚いだろう。
それから3日ほど、家を開けた。会社でこっそり寝泊まり。仕事関係の人が見ていない場では、ずっと泣いていた。なぜかな。たぶん、わかっていたのに、気がつかないふりをしていた自分の甘さと、同居人に全否定されていたということ、もうあの家に居場所はないと確信してしまったこと、だろうか。
夫とは、色々話をして、家を出ないことにはした。夫のことは心から信頼しているし、最高のパートナーだと感じている。(今回話をする中で、改めて、これ以上の人はいないと思えた)
だが、もう、あの家を家だと思うことはもうやめた。それが正解か?間違いか?はわからないが、全否定されたことを受け入れろ、というのは、私があまりにも可哀想だ。
せめてものレジスタンスとして、夫が家にいないときは家に帰らない。そして私は仕事を頑張ろうと思う。
仕事はレジスタンスとしてだけでなく、義母が望む息子の世話を、私ができるとしたら、彼がもっと気楽に働けるように、私の年収を増やす。そのために、しゃかりきに働く。それが、彼にとって、きっと最大級で、今の私でもなんとかできる唯一の夫への支え方だと思う。