大人のADHD 生活改善日誌

よくわからない生きづらさを持つ人がよりよい人生を模索するブログです。2018年よりADHDの体質の対処療法としてコンサータ始めました。試行錯誤の末27ミリ服用中。

ポスト工業化社会をどう生きるのだろう?

まだ ちゃんと読んでいないのですが、僕たちの前途を読みました。

(以下多少ネタバレです)

僕たちの前途

僕たちの前途

 

 ようするには、主に20世紀に作られた社会構造と

その目標が概ね達成されてしまった、完成されてしまった社会で

発展途上の中必要であったシステム

(会社人間の夫、専業主婦の妻という核家族の形)

が、機能しなくなったという。

今の社会は核家族や、工業関連企業従事者が

メインの労働スタイルではなく、完成された工業製品を、インフラを使い

サービスを提供する職業が最も求められる。

しかし、人間の価値観はそんな一世代でするっと乗り換えられるようなものではない。

庶民の生き方の正解、成功のロールモデルがリセットされ始めていることに

気がついてはいるのだけど、対応できずにいる。

そもそもまだロールモデル自体定まっていない。

ロールモデルを自分で作りたい、自分オリジナルのものを作りたい

バイタリティ溢れる者にとってはとてもいい時代だが、

そうではない、「普通の幸せでいいんです」という人には、

普通の幸せがなんなのかよくわからない時代。

それが工業化社会の後の社会、ポスト工業化社会であり、

それが今なのだという。

 

ただ、古市さんは、前著から変わらず主張しているのは、

日本は、工業化社会の中でものすごく豊かになった。

多少貧しくなっても、若者は餓死することもないし、

貧しいのレベルが全然違う、自ら自活しなくても、まだ

全世代の築いた富の貯金で若者は自由に幸福を抱えていけると、

心の片隅に将来の不安を感じながら、と論じている。

 

この貯金が続いているうちに次のロールモデル、社会システムを

作らないといけないが、万能の秘薬は現れない、

社会がその責任転嫁を求めるのが時代のヒーロー、

起業家だ。

 

前半とちゃんと読んでないが、

現実の起業家を紹介し「起業家ってこんなもん」と

読者を地に足を付けさせ、起業家にヒーロー性を託すよりも、

起業家のハードルを下げ、フルタイムの正社員以外の働き方を

提案できる社会にしたほうがいいんじゃないのという。

 

…おお、要約に徹してしまった。

まあ、本当にざっくり要約だから、これだけ読むと、誤解があるかも。

詳しくはぜひ本を読んでいただきたい。

 

ポスト工業化社会をどう生きるのがいいのか?

実は若い世代だけじゃなくて、上の世代にとっても重要だよね。

変な話、若者は、体が動くぶん、意外と融通がきくと思うし。

老後をどう生き抜いていくか。若い世代以上に切実な問題かもしれないね。

人口も多いから、社会に対するインパクトも多いし。

 

アナーキストの私としては、(言ってみただけです)

お金に頼らず生きていきたいよね〜。現状全然無理だけど。