大人のADHD 生活改善日誌

よくわからない生きづらさを持つ人がよりよい人生を模索するブログです。2018年よりADHDの体質の対処療法としてコンサータ始めました。試行錯誤の末27ミリ服用中。

私は仕事に依存しているんだ

メンヘラ.jpというWebページがある。アルファツイッタラーの分かり手さんが運営しているメンタルヘルスが不調だったり、生きづらさを抱えている人のための情報サイトだ。

そこに借金玉さんが寄稿文を寄せていた。

メンヘラ・アイデンティティの怖さと、アルコール・眠剤依存について - メンヘラ.jp

 

依存性の話に触れているのを見て、私は驚きとともに1つ自分に気づきがあった。

私は仕事に依存してるんだなと。

ADHDの人が依存物質に弱いと言われていたが、私はほとんどの依存物質は摂取しない。酒もタバコもギャンブルはもちろん、株もやらない。恋にもセックスにも執着がない。

カフェイン中毒気味だったり、過食傾向こそあるものの、過食嘔吐などの病的なものにはならない。

夫には多少依存してるなとは思うが、まぁだからと言って、彼なしでは生きられないなんて思わない。心離れや様々な要因による離別死別も人生設計の1部とも考えられる冷静さはあるつもりだ(あまりやりたくはないが、別れたら、一人で生きていくためにはおそらくちゃんと働くような気もする)。

全然依存しない、コンサータも効かないし、ADHDではなく、思い過しというか、怠け者の言い訳ではないかと思ったりしたが…。

私はたぶん仕事に依存する、ワーカホリックなんだ。

金玉さん睡眠薬依存だった頃のことを書いていて、依存物質が出ないものになぜ依存するのかわかった気がした。

精神的疾病の底にあるときはあらゆる承認が不足しているのですから、これはほとんど麻薬です。

例えば、僕は人生のある時期、人と会う時は常に睡眠薬と酒をかっ食らっていました。当然、待ち合わせ場所にはヘロヘロで現れることになります。鬱の底で、そうでもしないと動けないというのももちろんあったのですが、「ちゃんとしようとしてもできないが、ハチャメチャをやると面白がってもらえる」という悪循環が明らかにありました。

これが悪化していった結果、僕は目を覚ましたら即睡眠薬と酒を呑むようになりました。そうでもしないと世界に向かえなかったのです。明らかにヘロヘロの人間には誰も厳しくしません、期待もしません。しかし、僕が起こすトラブルや失態は笑ってくれます。

 

まさに、仕事に対するワシやないか。

前々から、仕事を始めるとメンタルを病んで死にたくなるし、朝も起きれなくなるし、毎回、これを仕上げたら辞める、休む、と思うのだが、いざ仕上がるとすぐになにか始めなければと焦り、やりたいことも湧いてくる。

でも、始まったらまた…と思うと新しいことは手が付けられない。やりたくないから、なかなか始められなくて、自己嫌悪に陥る。やりたくない、だけどやらなきゃ、そしてやりたい、ともなる。

それは依存症のメカニズムにがっつりはまってはいないか?

 

‪仕事をやればやるほど、満たされるはずだって思いながら、仕事をしている最中はもう辞めようもう辞めようと思うけど、いざ終わると、承認欲求も満たしてくれるし、これがなかったら私のことなんて認めてくれる人はいない。と考えてしまうのは、まさに依存症じゃないか。

 

しかも私は周りの人間に女性だと思われることに拒否感を感じている。いわゆるトランスジェンダーの下位モデルというか、一見すればボーイッシュな女性だが、女性を自認するには、少し女性への帰属意識が希薄で、男性への帰属意識が強いという感じだ。そのため、女であることが先立たない仕事をしたいと無意識的に考えてしまっている。テレビディレクターというのはそういう意味で私にぴったりだ。性別よりもその特殊性、希少性の方が目に付き、比較的性別は意識されにくいのではないだろうか?(また女だからと舐められる確率も下がるのではないかと思っている。)

 

そう思えば思うほど、この仕事にすがってしまう。今更ほかの専門職にはつけない。

あんまり意識したことは無かったのだが、女だと思われたくない、がいちいち、いちいち私の人生を阻害してるやないか。

金にもならないのに、なんでこんなに頑張るんだ、何のために?分からなくなる。もちろん、社会のためになんだけど…でも、こんなに辛い思いをしなくてもいいんじゃないかなと思う

私はまともに働ける日が来るのかな?

 

社員と同じ扱いを受けたくないから、非正規で死ぬほど安い額で働いてるのに…朝定時に行かないだけで、やってることは社員のままなんだよなぁ…。飲み屋でバイトした方がまだギャラがいいのに。

仕事の責任もあるし、やりがいもあるし、他にやりたいことも、他でやれるイメージもなく、だましだましやってきたが…。

改めて悩む日々が続く。