大人のADHD 生活改善日誌

よくわからない生きづらさを持つ人がよりよい人生を模索するブログです。2018年よりADHDの体質の対処療法としてコンサータ始めました。試行錯誤の末27ミリ服用中。

年代ごとに魅力はある

今この瞬間を大切にしなきゃいけないな、とふと思った。

変な話だが、人は徐々に変わる。年令によって顔は変わるし、体型も変わる。

それは、若いほうがいいとかそういうことではなく、その見た目を見る側の人も、年齢によって美醜の判断基準が変わるから、年齢それぞれで人は人を楽しむことができるんだなと気がついた。

女優は年を取ると劣化、なんて言われるが、本当にそうなのだろうか?宮沢りえは、若い頃より圧倒的に美しいと思うし、吉永小百合は衝撃的にかっこいいおばあちゃんだ。

なんて、正直、女性を例にしても私にはわからなかったけど、自分が30歳をすぎて、二十歳前後のひょろっとした男の子に、全然欲情できないことに気がついてきた。

おじさんの分厚いからだが好き。それは太っているとか、だらしない食生活とかじゃなくて、おじさんの、肉の付き方が、ある種の安心感を与えてくれる。ハタチ前後の男の子の体は少女のように儚い。それはそれで魅力的なんだけど、30歳、40歳を超えた男性の、何者に負けないような分厚いからだは、力強さという魅力がある。白髪交じりの顔、長年日光に焼かれたキメの粗い肌も、決して悪いものじゃない。

そう自分自身が30歳を超えたからこそ思えるのだと思う。若い女性にとって、壮年の男性の力強さは恐怖でしかない。だが、同じ時間をいきてきた私も、力強くウエストは太くなり、誰かを守れるように体が変化している。それを、太りやすくなったとつい嘆いてしまうけれども、それはたぶん違うんだと思う。若いまま、華奢さなままでは、たぶん人間はいきていけないんだと思う。子どもの成長を喜ぶように、大人たちも歳を重ねていくことを喜んだほうがいいし、その瞬間にしか出会えない、人の美しさに酔いしれたほうがいいと思う。

20歳だったあの頃の私にはもう会えないように、30代の私は今しか味わえないし、謳歌した方がいいに決まっている。若作りなんてしなくても、その年その年の美しさと、その年代にならないと備わらない感受性がある。

女性の私がそう思うのだから、男性だって、同世代の女性が好きに決まっている。若い子が好きなんて幻想だと思う。

…いや、若い子も好きなんだけど、同時に同世代の男性も好き。許容量が広がっている。

ということで、今この瞬間を、大切にしようと思う。