備忘録 2度目の稽留流産と掻爬手術②
備忘録 2度目稽留流産と掻爬手術①の続きです
流産が分かったあとに、これはもしや不育症というやつなのでは?と調べてみた。
が、7年ぶり2度目の流産なので、不育症と言い切れるものではない。偶然が重なっている可能性も大いに高い。が、逆に不育症であってくれたほうが楽だな、と思ってしまう。
できるならできる、できないならできない。はっきりしてほしい。
どっちか分からない状態をたゆたうよりも、どっちかはっきりしている方がずっと楽だ。絶対に子どもがほしいわけでも、絶対子どもがほしくないわけでもない。シュレーディンガーの猫状態はけっこうメンタルにくる。
1週間後、いよいよ掻爬手術をうける日がやってきた。
1度受けているが、けっこう忘れていた。なんとなく、事前に子宮口を広げる措置がしんどい、手術中のことをしっかり覚えていようと思っていたのに、「麻酔入れまーす」と言われた瞬間手術が終わってたくらいしか覚えていない。
今度こそちゃんと覚えて(メモって)おこう。
前回の記憶では前日に子宮口を広げたような気がしたし、それがえらくしんどかった記憶がある。が、今回は当日の午前中に子宮口を広げる何かをされた。(たぶん器具を入れられたんじゃないかと推測しているのだが、全くわからない)
そのまま、5時間位安静にして広がるのを待つ。(病院内でベッドを用意され、そこで寝ていた)隣には、おそらく若い女性がいて、その人が先に手術を受けるようだった。
5時間後に、点滴を刺され、筋肉注射と座薬を打たれた。
私は血管がかなりしっかり見える方で、血がガンガン出る方(献血すぐ終わる)タイプなのだが、なぜか、この日は、点滴の針が簡単に刺さらなかった。4回さし直された。点滴の針は太いから痛い。説明書きに点滴を指すと、血管を通っていくような感じ(暖かくなる的な)ことが書かれていた。だが、その感覚よりもさし直した所が痛くて、全然血管を溶液が通過していく感じはまったくなかった。
筋肉注射も座薬も、あんまり記憶に残っていない。
隣にいた若い女性が先に手術室に入っていった。待機していたベッドは、手術室とつながっていたので、手術中の音が聞こえる。掻爬手術、と画数も多くて小難しそうだが、手術自体は、5分程度で終わるものだ。
実際、患者さんの脈拍の音が聞こえて来たと思ったら、ものの10数分で、ベッドに戻ってきたので、手術したのか、なんだったのか、自分が終わるまでよく分からなかった。
隣の女性が戻ってきてほどなく、私も手術室に案内された。生理用品と、生理用の下着を持って徒歩で移動。手術台に下着を脱いで寝転んだ。
病院にきて、8時間近くたっていた。いよいよ手術だ。