大人のADHD 生活改善日誌

よくわからない生きづらさを持つ人がよりよい人生を模索するブログです。2018年よりADHDの体質の対処療法としてコンサータ始めました。試行錯誤の末27ミリ服用中。

日本にある年齢差別と性差別

友人♂とジョギングしながら、ある共有の友人♀が彼氏をほしがっている話になった。

彼女は31歳。彼氏なし。友人♂に、彼氏がほしい!と、紹介してほしいといってきているらしい。

彼女は私もついていけないなーと思うキャラなので、人を選ぶだろうなとは思いつつ、外見はきれいな子だ。

「焦ってるのかな?かわいい顔しているのに、なんでかな?」

と友人♂。いわれてみればそうかもしれない。私と話しているとき、

「子供がほしい」「安藤美妃は結婚していなくても子供を産んでいるので親孝行」

「早く孫の顔を見せたい」

といっていたので、焦っている部分はあるだろう。彼女は実は彼氏が欲しいのではなく、出産適齢期までに子育てに協力的な男性と、精子が欲しいのだ。

ただ、その気持ちはきわめてよく分かる。

いざ結婚し、子供が思った通りできない&旦那(+義両親)が子供にそんなに焦っていないと、精神的に「もう焦っても仕方がない、できないならできないでそれも天命だ」と思えるのだが、独身で、彼氏もいないとなると、気が気ではないだろう。

日本には、2、30代の女性を苦しめる2つの根強い差別がある。

それは今もなお歴然とある、女は子供を産むべきだという性差別。

そしてもう一つが、若ければ若い方がいいという年齢差別だ。

 

私は年齢差別に関しては女性限定だと思っていたが、男性も年齢差別にさらされているというのに、下記の記事を読み、気がついた。

 


ガラパゴス・スタンダード - 非国民通信

この辺り、日本が「若さ」を絶対視する社会だからとも言えるでしょうか。近年では「若作りうつ」なんて言葉も少しだけ流行りました。「若くあらねばならない」という強迫観念は我々の社会に深く根付いているわけです。結構な齢なのに「○○女子/男子」なんて痛々しいレッテルを喜んで受け入れる人も多いですし、客商売や人気商売でも年齢の「数値」は唯一無二で、見た目なんか以上に年齢の数値の小ささが絶対の価値を持つ世界もあります。若さとは正義であり、年寄りと見なされることは蔑まされることと同義なのです

 

「普通の」就職においても然り、若さは絶対です。日本では「若年層の長期キャリア形成を図るため」などと求人票におまじないの文言を入れておけば年齢による差別が許されますし、アメリカならば訴訟に発展して会社側が確実に負けるような特定の年齢層を標的にした退職の強要も至って一般的です。「若くなくなった人」が就業機会を失っていくのは日本における日常的な風景であり、この辺も「年寄り扱いされること」への強い拒絶感に繋がっているのではないでしょうか

私の中では、日本は年寄りを大切にする国、だと思っていたが、確かに、アンチエイジングなど、年齢にあらがうことに何かきわめて違和感こそあったが、考えようによっては、年を取ることを確かに忌避するのが日本社会かもしれない。

年金、医療保障などから、年寄りを優遇する政策が多いので、気づかなった。つか、この思想がもともとなのか、高齢化の中でじわじわと若年層絶対主義になったかわからないけれども。

 

女性が悩ましいのは、女が恋愛できるのは、閉経前まで、という暗黙のルールがあるからではないだろうか?本当はそんなことはないし、男性側も、性の能力が衰えた老年期を迎える中、生殖能力の有無は本当はあまり本質的な問題ではないはずだ。なのに、女性に関しては、なぜか40くらいまでしか恋愛対象にされないという暗黙のルールがある。

(日本には養子縁組があまり一般的でないのも原因かもしれない。妻が子供を産めないと子供を育てられないわけだし。それ以上に、子供を産める年齢じゃない女性と結婚すること自体が親不孝扱いされ、忌避されるというのも大きな問題だろう。養子縁組も、決してよいこととは受け取られていないし。女性も子供を産めないということを負い目と感じるだろう。年齢に関わらず子を産めない体自身の人だって一定するいるのに。相当ひどく、根強い差別だと改めて思う)

女性は性の対象として年齢差別が強烈で、男性は、職業選択において強烈な年齢差別をうけているのではないのか(職業選択においてはあまり性差はないが)。

 

生きている限り、悩みはもちろんつきない。年齢に応じた葛藤はあってしかるべきだが、出産適齢期の女性が悩む結婚を焦る、というのは、ただの性差別、年齢差別の結果生じているものにすぎない。それに、女性たちの多くは気がついていないが(時として差別を女性自身が自ら助長していることさえあるし)。

まあ、だからといってここまで根深い女性蔑視をどう解消すればいいのか全然わかんないけど。まあ、でも、90年代のアニメとか見てると衝撃的に女性蔑視半端ないから、牛歩だけどちょっとずつ、解毒されているのかなー。

 

 

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 ヒロインをこのアマー!と呼ぶ。。。まあ、もともと主人公ヤンキーという設定ですけども。 

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 権利を主張する性格の悪い女というイジガワるいちゃんが、当時(90年代)のフェミニスト台頭の世相を表している。今よりも強烈な性差別のため、女性が権利を主張すること自体が馬鹿女扱いされていたんだよな〜(ミソジニーが強烈な私もこんな女が嫌いだった)

 

 

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