我が心の若いツバメに会ってきた
心の中で若いツバメと呼んでいる青年に会ってきた。
彼は誰にでも好かれる好青年で、どこに連れて行っても恥ずかしくない自慢の友達だ。
私はそんな彼に3年くらい前から、ずっと片思い中だ。
もちろんこっそり。
心の中で若いツバメと呼んでいることは旦那と仲がいい女友達にしか打ち明けていない。(厳密には旦那にはガチで片思いしていることはさすがに言えない、女友達もあんまりまともに聞いてくれない)
つきあいたいという気持ち以前に、本人に知れたらなんか傷つけてしまう気がして、口が裂けても言えないなと思っている。
やはり、多くの人にとって、
「夫はいるし、彼の事が世界で一番好きだ、だけど君も好きだ」
と言われたら
「体目当てなのね!!」
ってショックを受けるのが普通じゃなかろうか。
(つか、独身だったときの私はそう思ってた。)
せめて一発だけやらせてもらえないかなとも思うのだが、ツバメくんと旦那くんのことを考えるとそんなことは口には出せないわけで、ツバメくんの無防備な首すじをこっそり眺めては、心のチンコが熱くなるのをぐっと抑えつけている。←そもそもエロい目で見るな、って話ですけど。
ポリアモリーというものに近いだろうが、私はその生き方は出来ないので、心の中で若いツバメを囲うことしかできない。
ポリアモリーとは・・・1対1の恋愛関係だけでなく、2人の恋人をもったりすること。一人の人以外も好きになってしまう人のさがに逆らわず、また、パートナーにも同意を得た上で同時に複数の人と交際をする、パートナーが同様の状態になってもとがめない。性の自主性を重んじることを大切にする人々のこと。パートナーの同意を得ない、浮気、不倫とは一線を画す、海外の事例が多いが新書ではこちらを参照↓
ツバメくんと会った時、少し気になる事があった。
ツバメ君と共通の友人がライブをやるということで、ライブハウスに行くと、
前にもライブで会ったという男が、ツバメ君をいやらしい目つきで、見つめていた。
年齢にして40代くらいだろうか。
同行していた私が軽く会釈をしても、私の存在には目もくれず、彼はツバメ君にだけ関心を持ち続けていた。
にやにやしながら「久しぶりー」とか「なんか、かわいいよねー」なんて軽口をたたいていた。
もともと、ツバメ君は年上の男受けがいい。好青年で、古い車が好きで、運動好きでさわやかというマジお前どんだけリア充だよな要素をもってるんだって男の子だ。
(しかし女が求めるフリートークがどうやら苦手で、男子中学生みたいな下ネタが得意なので、恋愛対象として女受けはイマイチ)
雨が降ったりやんだりだったその日。ライブハウスを出て、打ち上げ会場までの道すがら、その男は、ツバメくんに傘でツンツンちょっかいを出しては、
「本当かわいいよねー、なんでだろうー君の事刺したくなっちゃうなー」
という言葉をかける。
き、貴様、俺のツバメくんに、さ、挿すだとぉう!?
ツバメくんは、男のいやらしい目に気が付かないのか、そういう扱いに慣れているのか、
「あはは、でも傘で刺すと危ないっすよー」
とかわす。
お前そんな事を言っていると傘より危ないもので挿されるぞ!
さわやかイケメンなんだけど、そこはかとなく、純文学に出てきそうな、どこか儚い美女のような魅力があるツバメくん。まるで貧しい村で食い扶持を減らすために売られた麗しの花魁のように、男を魅了してしまうような気がしてならないのだ。(絶賛妄想中)
いやはい、私の心のライバルは女子だけかと思ったら…本当は男のライバルの方が多いのかもしれない。気をつけねばなるまい。
※すみません、元腐女子のしょうもないつぶやきです。長々おつきあいさせてすみません。