大人のADHD 生活改善日誌

よくわからない生きづらさを持つ人がよりよい人生を模索するブログです。2018年よりADHDの体質の対処療法としてコンサータ始めました。試行錯誤の末27ミリ服用中。

コンサータ45ミリログ 断続2週分

コンサータ45ミリの使用ログを改めて行いたい。

1日目 

病み上がりにコンサータ45ミリ(18ミリ1錠、27ミリ1錠)を飲んでみることにした。  

なんとなく出かけに出かける準備をしながら部屋を少し片付けた。あぁ、こんなところにこんなものが脱ぎ捨ててあるのか、と、少し驚いた。昨日はなぜそこに人が座らないのだろうと思っていたが物があったんだんだな。

こう、視界が広がるたびに思うんだが、マジでドーピングだよなぁと。こんなに世界がゆっくり見えて、頭が整理されて、視界が広がるなんて、なんか、ズルをしているようで申し訳ない気分になる。これがみんなの普通なのだと言われると、いやいや、みんなどんだけイージーモードな人生生きてるんだよって思う。

36ミリとの違いはいまいち分からない。体調不良のせいもあるかもしれない。運動するすべての予定をぶっちぎった。ただ、悲しいかなうっかり朝までゲームをやってしまった。6時前に寝た。

 (風邪のため服用しない日が数日続く)

2日目 睡眠6時間 晴れ 風邪

前日確か26時ごろに寝た。2日目と言っても、夏風邪をひき寝込んでいたので、数日間服用しない日が続き、久しぶりに飲んだ。

午前中から打ち合わせがあるせいか、5時ごろから断続的に目が覚めた。単に空調を強くしすぎたのかもな。

あー、そろそろ起きなきゃーと思いながらもやる気が出ず、ウトウトしていて、あ、薬飲んでないやと思います。8時過ぎに薬を飲み、動き出す。

飲む、と言う行為のおかげかもしれないが、この儀式を行う方が体を動かしやすい。

悲しいかな、やはり薬を飲むと建設的な考えができるようになる。飲んでないと感情が暴走したり、憂鬱がひどい。眠くて仕方なかったが、なんだか眠りたくなくて、いや、眠くならなくて?ひたすらスマホゲームをやり続けた。なんだろう、この満たされない感じ。

 

3日目 睡眠6時間 晴れ 風邪

7時ごろから目覚ましがなっていたような気がする。でも、全然起きたくなくて、10時前に「ええかげん薬を飲まないと」と口の中に薬を入れる。起きたくなくて、会社行きたくなくて、Twitterを見続ける。

 このグラフで言うと、いつの日か、私に過集中がやってくるのかな…とぼんやりTwitterを見続ける。行きたくない、で会社行かないなんてええご身分ですなぁと、思いつつ。(あとになって考えると、そもそも毎日行く契約でさえなかったような気がするし、時給換算したら安く見積もっても最低賃金以下だもんなぁ。真面目に行く方がアホや)

あまり夜寝れていないのに眠くないのは、おそらく薬のせいなのだと思う。前夜、寝れなかったのも、薬なせいな気はするが、疲労が蓄積すれば、睡眠のサイクルも安定するやもしれん。もう少し連続で飲んでみよう。

それにしても気がつくたびにリュック全開なんだが、薬飲んでこれってなんなんだろう。なぜか眠くならなくてひたすらスマホゲームに興じる。日が高くなってるのに眠くならないことに焦る。6時ごろ寝る。

 

 (朝起きられず&眠れないのは薬のせいか?と1週間ほど飲まない日が続く)

 

再開1日目 睡眠6時間 晴れ(45ミリ服用)

7時頃起きる。3時ごろ??寝る。

2日目 睡眠11時間 晴れ(36ミリ服用)

昨晩寝落ちして、歯も磨いていなかったので、一度25時ごろ起きたが、立ち上がれなかった。6時頃にも7時頃にも起きたが、やはり立ち上がれなかった。8時頃しぶしぶ起きる。4時ごろまで結局寝れなかった。これは、服用しているかしていないか、あんまりたぶん関係ないぞ。むしろ暑さが原因だ。

 

3日目 睡眠6時間 晴れ(45ミリ服用)

9時頃からアラームがなり、10時に起きた。もっと早く起きないといけなかったのだが、起きられなかった。ゆるい約束とはいえ、まあ、〇時くらいに間に合えば、くらいのゆるい気持ちでいうとほぼ100%遅刻しているような気がする。いやはや気をつけないと。おそらくなのだが、眠気とかなんとかの前に、今暑さで頭がやられているような気がする。熱中症に気をつけよう。薬を乱用している感じになってきて、良くないな。処方された薬を取りに行くのを忘れていて、家に残っている薬を飲んでいる。いや、あかんやろ。と思いつつ、薬局に立ち寄れない私…。夜運動したがやっぱり寝付けず。4時か5時ごろまで寝れなかった。

 

 

…見事に、3日坊主やないか!たぶん週末に飲まないことが多いからだろうなぁ。

もう少し続けてみよう。

暑くて仕事にならない

コンサータログを続けて書いているのだが、連日の猛暑の影響か、そもそも薬を飲んでも飲まなくても夜眠れないし、切迫した仕事がない影響で頑張って起きなくていいと思うと朝起きれなくて薬も飲めない。薬がきいている感じもしない。いや、実際飲んでみると「飲まないよりかはずっとましなんだな」と気がつくのだが。

正直言って、ちょっと乱用気味である。乱用気味、というのは、朝起きれないから飲まない、薬を取りに行き忘れるから処方通りに飲まず、家に余っているコンサータを飲む、我ながらどうかなーと思うが、まあ、結果的に、家に余らせている薬を消費できるからいいか、と思っている。そもそも、ほとんど副作用が起きてないし。

強い薬なのに、このピンとこない感はちょっと不思議でもある。

ASDの関連書籍を読んだ中には「女性は薬を飲むとすごく聞いて、キビキビ動けてしまって、薬が切れた時にめちゃくちゃ疲れる」などの記述があった。

全然である。ブログをかけるくらい集中度は上がるけれども、逆にいうと、やらなきゃいけない仕事があるけど、ブログを書いちゃうくらいの集中度である。

全然集中できていないやないか、と我ながら思うけれども、でも、これができるくらいの集中度が出ていないとちょっとやばい。

 

やばいと気がついたのは、最近の時間感覚だ。

7月の20日をすぎるまで、まだ7月3日くらいの感覚だった。「来週あたり行きます!」というざっくりしたアポイントの連絡を2周間前にしたまま行けていないとか、処方箋を取りに行くのを忘れていたのも、3,4日くらいのつもりが10日以上遅れていた。一昨日、明日電話します、と言って、昨日電話していない。

あかん。これはあかんやつやないか。

 

コンサータログもつけているのだが、正直、ブログにアップできるほどまとまった情報にならない。もちろん、3週間分くらい、ていうか1ヶ月分くらいの日記になっているのだが、日記でしかないのだ。ブログにならない。さすがに、ただの個人情報玉でしかない文章をアップする気に慣れない。「で?」って自分でも思う内容だからだ。

 

そもそも、スマホゲームをやりまくっている。にゃんこ大戦争を数年ぶりに再インストールしちゃったし、FGOも再開し始めっちゃったよ。つまんないゲームしていないと寝れないんだよね…。

 

たぶん、あつすぎて、生命維持で精一杯で、時間感覚がやばい感じになっている。

コンサータの増量を検討するのは、もしかしたら、まだ先でもいいのかもしれないな。10月とか。

 

というか、私はADHDASDだとは思うのだが、ADHD傾向もASD傾向もない人も、この暑さで能力値がガクンとさがっていないだろうか?

 

にゃんこ大戦争も、だいぶ歴史あるスマホゲームだよねぇ。古い時代からある基本にゃんこと最近作られたんだろうな、というにゃんこキャラだと、解像度が違くてちょっとゲームやってて「きっと昔は開発者1〜3人くらいのクソネタゲームだったろうに…グラフィックのデザイナーも増えて、立派になって(ほろり)」というなんか変な老婆心湧いてくる。

にゃんこ大戦争3周年記念アイテムBOOK【本書限定ダウンロード特典付き】

にゃんこ大戦争3周年記念アイテムBOOK【本書限定ダウンロード特典付き】

 

 

ADHDの本を読んで

ASDのことがよくわからなくて、とりあえず図書館でASDという表記のある本を適当に借りて読んでみることに。

 

まあ、ADHDASDを分けて交互にかかれているのだが…うぅーん、やはり読んでいても、明確な差がわからない。チェック項目を見ていると、ADHDASDもどっちも特性が強い、って出てしまう。

だが、自己肯定感の問題もあるかもしれないが、これに当てはまらない人なんているのだろうか?というような項目ばかりだ。

 

ASD(アスペルガー症候群)、ADHD、LD 職場の発達障害

ASD(アスペルガー症候群)、ADHD、LD 職場の発達障害

 

 

 ツイッターで、ことごとく自分の性格、個性だと思っていた部分がADHDの項目に当てはまってしまい、自分を否定されたような感覚が…というつぶやきがあった。その人は医者に「診断と言ったって、占いと同じや」と言われて、はっと落ち込む気持ちに目が覚めたらしいが、本当にそうだ。

ADHDにはそんな項目はなかったが、ASDには、天候によって体調不良になるのや、眩しさやうるささに耐えられないという項目もあった。大地震が起こる前に、なぞの体調不良に襲われるのも、いってしまえば、ASDの特性なんじゃないのか。

こういう、ざっくり対策本を読むと、わけが解らなくなる。こういうハウツー本は苦手だ。

そもそも、こういう本を発達障害者本人が読んでも意味がないと思う。いや、あると思うけど、これを、他人に説明したところで何になる?

遅刻グセは特性

感情の浮き沈みが激しいのは特性

空気が読めないのは特性、うっかりミスは特性…

言えば言うほど「自分のミスを正当化している」と言われるだけだ。

なぜ起こるのか?それをなぜ伝えているのか?発生機序はどういうものでということを説明しないと「甘えてる」と思われてしまうし、適応できているだけで、けっこう発達障害的な人が定型発達の人間として扱われているような人もいて、半端に知識を与えても、私の立場より悪くなるだけだ。

これは障害だ、と思ったところで、それを理解させることは難しい、だって、発達障害者じゃなくても、往々にして起こりうるミスばかりだからだ。

他人は、ただだらしがないやつ、自己管理が出来ていないやつと見下すだけだし、発達障害当事者が障害を通して、苦しむだけ。

せめて、そのメカニズムを、説明できて、何が特殊で、何が解決の緒になって、他人はどう接すれば、当事者の発達を促すか、と説明できるか…。

その答えを私はこういう本にかかれているとは思えない。書かれていたとしても、当事者の私には、私をフォローしてあげることはできないわけで。

 

 

あー、もっとちゃんとしっかりした知識がほしい。

 

なんとか生きてます

7月に入ってからちょっと時間感覚がおかしい。もう20日近く経ってるんですね。早い早い。色々支障が出ています。ブログかけないとか、支払い日とか。

 

でも、不思議なことにここ数日、とても老化を感じているのです。

今年で35歳になるせいだと思うのですが、そろそろ死ぬんだな…という気持ちに何故かなってる。

30歳になり始めの頃は、あと40年もある!と思ったものですが、最近は、あと30年か…という感じ。もう死ぬんだな、と。(2回も言ってる)

全然まだ死ぬ感じじゃないと思うんだけど、もう死期が近いのに、私は未だに何もでもないし、常識から抜け出せてもいない。ああ、何やってるんだろう、と最近妙にそう思うんです。人間って不思議ですね。

 

ただの夏バテかもしれませんけどね。

 

というわけで、10日?くらいブログ空いてるな…。やれやれ。

コンサータ36ミリ使用 第3週

お気づきですか、コンサータログに少々ワタクシ飽きてきております。でも、日記と思って、続けていきます。

 

13日目 睡眠約5時間 晴れ 比較的元気

朝6時半ごろ起きる。眠い。7時すぎまでゴロゴロしている。仕事で、眠いけどでかけ無くてはならない。やはり薬を飲むと眠気を抑えられる。会社やめたすぎて心が折れそうになる。ひたすら岡崎体育の回せPDCAサイクルを聞いて心をごまかす。

 

14日目 睡眠約8時間 晴れ 眠い(薬飲まず)

11時ごろまで寝た。部屋の掃除やら洗濯とかしたかったが、出かける時間になってできなかった。炎天下で運動。死ぬ。家に帰ったのが25時ごろ。即寝。

 

15日目 睡眠11時間 晴れ 眠い(薬飲まず)

眠い。遅刻ギリギリまで寝てた。その後もイベントに出てても眠い、イベントが終わったあとも眠い。帰りの電車で寝落ち、そのまま20時頃家に帰って24時過ぎまで寝る。そして、ご飯を食べに行って、26時ごろからまた寝る。

 

16日目 睡眠9時間 晴れ 比較的元気

薬を飲まないと本当にすごく眠い。たぶん、私無理しているんじゃないだろうか。炎天下に出ると、もう溶ける。眠くはならないのだが、体に力が入らない。たぶん薬をのんでなかったら寝てる。しかし、36ミリ飲んでてもうっかりが治らんな…。夏バテかもしれない。

うっかりメモ

  • シャンプーとボディーソープを買ったつもりでボディーソープを2本買ってた
  • 行こうとおもっていた用事を忘れた
  • 待ち合わせの時間に20分遅れた

 

17日目 睡眠10時間 晴れ 風邪気味(薬飲まず)

朝起きれず11時ごろ起床。とはいえ、断続的に目が覚めた。「サッカー負けたよ」という一報とともに夫が寝室に入ってきたり、寝苦しそうにしている夫のために冷房入れたり、寒いと縮こまる夫のために冷房の温度を上げたり、そもそも喉が割れるように痛い。ひび割れてしまう、と、断続的に。たぶん、けっこう小さな変化に気がついて起きてるからしんどくて寝れなかったんじゃないだろうか。眠気が強くて時計は見なかったが、感覚的には、5時頃から1時間おきくらいに起きてる気がする。

仕事に行っても全くやる気がでなかった。明後日から動こう。今日は辞めておこう。仕事辞めたいが強すぎて、会社にほとんどいられなかった。取材を口実に早々に出る。

 

18日目 睡眠12時間 曇り 風邪のため寝てた(薬飲まず)

15時半ごろ義母に起こされる。昼飯をいただき、ゲーム。夜になり夜ごはんを食べ、寝た。食っちゃ寝してたが体調はイマイチ良くならず。

 

試しに45ミリに増量することにした。36ミリに戻るかもしれないが。45ミリにしたらどうなるのか、試してみたいと思う。

 

 

blog.livedoor.jp

社畜の皆さんにはいちいち、いっちいち突き刺さると思います。突き刺さりまくっております。あー仕事やめたい。

XXL

XXL

 

  回せPDCAサイクルと感情ピクセルばっかり聞いてたら、岡崎体育がイケメンに思えて来て「やべえ、また私の認知が歪みだした」って焦ってる。

老害にはなりたくない

あたし、老害にはなりたくない・・・(魔女になりかけのまどかの声で)

 

Facebookは私は仕事道具でありながらプライベートでの社交の場だと思っている。だから、親しくない人ともバンバンつながっている。

時々、とても気になる人がいる。例えば、すごいクオリティの低い自撮りをする男性とか。お前、なぜこのカットをアップしても支障がないと思った?という感じで、さすがに食傷気味になってしまい、ミュートした。

最近、その手ので、あと一歩でミュートという人がいる。とにかく、昭和に流行ったものをすげーシェアしてくる。あの頃懐かしいアピールがひどい人。あぶない刑事とか、加トちゃんケンちゃんとか、昭和に流行ったおもちゃとか。あー…そういえばあったね、というやつをガンガン上げてくる。私もそういうの嫌いじゃないけど、なんか、そういうのばっかり。

すごいおっさんなのかなーと思ったら、3つしか変わらなかった。え、どんだけ過去に生きておいでで?

私ももちろん、癖があるFacebookユーザーだと思う。一時期、フェミ系の記事やらLGBT関連の記事ばっかシェアしまくってたし。

 

でも、やっぱり、私ももうそろそろ40が視野に入ってきた。初老、老害の年齢だ。何かのTwitterで「変わらないから若いのではなく、変化についていけないから老害なのだ」というのを見た。確かにそうだ。昔のことは懐かしいし、好きだけど、もうほとんど霞がかっているし、過去のコンテンツのほうが面白いとはやっぱり思えない。

もちろん、うしおととらとか、面白いと思うけど、ちょいちょい時代を感じさせる台詞回しにはいかがなものかなと思う(うしとらは、すごい、映像化すばらしかった!携帯、ネット全盛の時代に少しニュアンスを変えて、今の若い子たちが見ても、そこまで違和感がないようにちゃんと作り変えられていたし。いや、違和感なくはないだろうけど)。

 

ただ、ただ!まどマギがもう7年前、コードギアスが10年以上前なのは…なかなか受け入れがたい。

やっぱり私はまどマギの映像の美しさや、劇団イヌカレー先生の世界観に身悶えするし、ルルーシュのかっこよさとか厨二病感に昔と変わらずやっぱり鳥肌を覚える(あれ、褒めてないな)…そうじゃなくて、ユーフェミアの死はやっぱり受け入れがたい。

あとエウレカもやっぱりいいよね。2000年台のアニメをなかなか過去にできずにいます。

アニメ老害になってきてるな―…

 

 

 

 

 

キャラデザは同じ梅先生だけど、時代が変わりすぎて、もはや、アニメとマギアレコードじゃあ、別のキャラや。

精神面を責められると普通に凹む

上司たちの何がいやか、少しずつわかってきた。

彼らは精神論を責めるところがある。

「努力が足りない」

「社会人としておかしい」

「危機意識が足りない」

「落ち着きがない」

「パニックになるなんて責任者としての自覚が足りなすぎる」

「それができないんだったらテレビの仕事なんてする資格はない」

 

 

それを言われると

「仕事辞めるしかないね」

という気持ちになる。

 

私は多分足りないし的はずれなのかもしれないけれどそれなりに必死に生きている。

あなたは、睡眠の記録をつけているのですか?あなたは精神科に通っているのですか?あなたは薬を飲んで、そのログをつけているのですか?あなたは、朝を起きるためにどんな努力をしているんですか?

人を傷つけないように、相手を尊重するように、必死で生きているのに、それをいつも怒られるという人生をあなたも生きているのですか?

私がどれほどの生きるための努力をしていると思っているのですか?

私は確かに、どうしようもない怠け者です。

朝も起きられない、夜も起きていられない、自分で食事も作れない、風呂に入る体力もない、部屋に付く前に階段で力尽きて二足歩行ができなくなる。

 

でも、そんな努力をしてる、苦しさと戦ってる、と言っても、結果的に仕事が出来ないという事実は変わらないわけで、そんな努力をしてることを言う必要があるのですか?めまいをするほど生きることに怯えていることを?そんなことを知ったところで、仕事ができるようになる訳ではなく、私は可哀想な人と見られるだけで、もはやほとんどない信頼さえ失うかもしれないのに?

夜眠れなくなるほど、呼吸がうまくできなくなるほど、不安になっていることを?

不安に支配されていたら何もできなくなるから、必死で平静でいようと努力しているのが、能天気に見えるのでしょう。

危機意識が足りないと見えるのでしょう。

そうでしょうね。私はあなたではない、あなたのように能力が足りないですから、まともな人間ではないですから。

だから、私は生活保護になっても叩かれないよう社会に働きかけている。人の役に立たなくても、生きていていい理由を探し続けている。

 

頭ではわかっている、彼らは私の人格そのものを否定している訳ではなく、ただ仕事で結果を残してほしいだけなのだと。私の努力が足りないから、意識が低いから、達成出来ていないのだということを、彼らは思って、私のために言ってくれている。

 

ただの私の否定にしかなっていないことに気が付かないまま。私は彼らに説明する力はない。そんなに言葉をつぐむことも、彼らと向き合う気にも、なれない。なぜそうまでして惨めな自分を晒さないといけないのか。

 

人はそれぞれ違う。そんな当たり前のことを、強者は簡単に見失う。

彼らはめちゃくちゃ能力が高い。もちろん、彼らからすれば、がんばって無理をしているのだと思う。その事実を認めないのは傲慢なことだと思う。彼らだって必死に生きている。高齢者だし、病気もしている、辛い思いもして、無理もギリギリのところでしているのだと思う。でも、そもそも、無理ができるのだ。

無理ができる体力がある、という自覚さえなく。ただ、普通に生きること自体が無理をしてるのだと、気が付かないまま、無理が足りないと強いる。

 

私の100が、彼らの70で、私の120が彼らの100。

彼らが全盛期のころの100は私の200くらいな気さえする。

絶対に、彼らには私はなれない。

それを、努力が足りない、できるはずなのに、と言われるのは、やはりきつい。もう、ほっといてくれ、と思う。あなたが見えている世界を、私は見ることができないのだ。ドーピングをしても、あなたたちには遠く及ばないのだから。

 

説明は必要だとは思う。だが…、自分が無能だと、説明する屈辱を、私は耐えられるだろうか?まだ私自身が理解できていないというのに。

日々、世の中の人の能力に驚かされる。

たった6時間しか寝ていないのに、なぜ、あんなに身体が動くのだろう、とか。

理解できないことばかりだ。

 

精神論で責めるのはやめてほしい。人は、自分が想像もつかないようなところで、思いもしない苦労をしているものだ。メンタルが弱いのではなく、想像もつかないようなところで、普通の人がつまずかない挫折をしている。その上で、普通の人と同じふりをしているのだ。だからこそ、なんの努力もせず、ぼーっとしているような扱いをされたら、傷つくし、メンタルも不調になる。

よくわからない、めんどくさい、はれものに触るような、扱いをしてほしいのではない。精神論で私の無能さを片付けず、ちゃんと具体的に言ってほしいのだ。

精神論で、責めるのはやめてほしい。

 

ADHDの診療を行う医師向けに医師が書いた本をなんとなく読んでいる。 その中にこんな記述があった。

明日からできる大人のADHD診療

明日からできる大人のADHD診療

 

 

具体的に指導するとできる人が多い。診察は5分まで、質問は二つまでという行動設定についても、そのように自助努力を高める支援をしていけば、本当に素直に守ってくれて、スムーズにできるのである。つくづく彼らは上手な指導のされ方をしてこなかった、能力をスポイルされてきたと感じるのだ

 これを読んではっとさせられた。

我が夫は、決して私を精神論で責めたりしないのだ。時々、雑に怒るときはある。私が大阪の震災でなくなった人のことを「あ、死んだの4人なんだ」と言ったら「そんな言い方ないだろ」と感じ悪くいった。

夫が「テレビ、特番になっていないね」と言うから、「関東じゃ騒がれないレベルなんじゃない、特番になるには死んだ人の数足りないんだよ」と、ある種のメディアに対する皮肉と夫にわかりやすく解説してあげたいという親切心を持って言ったのだが、あまりにも無防備で、死者への悼む気持ちも、人としての温かみもない言葉のチョイスに、むっとするのは、当然だなと思った。(伝わんねえよな、俺の親切心なんてよ。と若干腐りながら)

それでも、私の言い分にちゃんと耳を傾けて、細かくどうおかしいか、解説して、指摘してくれる。

私は、ご飯を食べている時に、しょっちゅうこぼす。(ご飯だけじゃなくて、色々こぼすんだけど)口に穴が空いているんじゃないかってくらいこぼす。

そんな私の食べ方を夫は

「さっきからあなたの食べ方を観察しているんだけど、あなた、口に入れる瞬間テレビに目がいくんだよね。あなたの食べ方を俺がやってあげるよ」と、実践して「食べ物を食べる時は、一旦テレビから目を離して。1秒もないでしょ、口に入れる瞬間まで食べ物に意識を集中して」

それができれば苦労はしないので、正直、未だに実践できていないのだが、(※内容はどうあれ、テレビがついていたら、どうも音がする方に目が行ってしまう)

「ああ、そういうことが私に起こっているのか」ということを気が付かせてくれる。

「だらしがない」とか「いい大人なんだから」「落ち着いて食べなさい」「集中しなさい」という精神論や、ざっくりした指示ではなく、具体的な問題点を指摘して、対策のとりようがある指示をしてくれる。

少なくとも、私は、食べ物を見ながら口に入れるということを意識できるようになる。

(ただ、握力の問題なのか、意識を向けても、箸から食べ物が落ちてしまうことがあるので、なかなか簡単ではないのだが…)

何よりも、彼の言い回しでは、私が自分を社会のクズと思わなくて済むのだ。

 

「落ち着いて」とか「緊張感を持って」「ちゃんと考えて」「軽々しくパニックになるな」と言われても、私自身もそんなことはわかっているわけで。

それができるんだったらさ、精神科なんていかないし。こんなに悩み続けないよ。何年越しの悩みだと思ってるの?ほしいのは、精神的な話じゃない、そんなことはもう百も承知。つーか私も自分に言ってる。具体的な話だけでいいのです。

これ以上私を追い詰めないでください。

 

まあ、こんなことを私が上司にいっても、甘えにしか聞こえないでしょうね。そんな教えを請う立場の人間が偉そうに何を言っているのか、という話です。